「そろばんは受験に役立つのか!?」
本厚木校の講師がお答えします。
M先生
早稲田大学在学中(湘南高校出身)
Q.1 そろばんは何歳から何歳まで(学年でも可)続けましたか?
A.1
小学2年生から中学1年生まで
Q.2 そろばんを習い始めてから、自分の生活(勉強でも可)の中で変わったことがあれば教えて下さい。
A.2
周りより頑張りたいという気持ちが出てきて、負けず嫌いな性格になりました。
小学校でも、それまではテストなどの際に周りを気にしていなかったのですが、そろばんを始めて、「周りに負けたくないから100点を目指そうなどの意識が芽生えたと思います。
それに伴って、勉強が苦手だった私が、勉強に対する意欲が出てきて、先生に褒められることが多くなりました。それによって自信もつきました。
また、子どもながらに生活の中に「何級受かるように頑張ろう」というような目標ができ、努力を続けられるようになったと思います。
Q.3 高校受験の時、そろばんが役に立ったと実感した科目、単元があれば教えて下さい。
A.3
数学と特色検査です。
数学は苦手になるとなかなか追いつくのが難しいと思います。ですが、そろばんを習っているとまず数字に対する拒絶がないです。それだけで、周りとスタートの差が出ると思います。
特色検査は、頭を使って解答する問題が多いのですが、練習、模試などを含めて、何回か暗算で、パワープレーで解けちゃう時がありました。確率の問題などで、最後は暗算しちゃえば時間かかるけどできる!と言う自信があるだけでとても安心したことがあります。
あとは体感ですが、やはりそろばんを習っている人は、どの科目でもできるようになっている人が多いように感じます。
私が習っていたそろばん教室の人たちがみんな良い高校に合格しているのを見て、そろばんは本当に良い影響があるんだなと思いました。
Q.4 大学受験の時、そろばん(暗算)が役に立ったと実感したことはありますか?
A.4
私は文系の学部なので、受験時に数学など理系科目はなかったのですが、そろばんで培った集中力が発揮されたと思います。
中学生あたりから、周りの友達と勉強した際に、「一回集中した時の集中力が本当にすごいよね」と感心されることがかなりありました。そろばんで30分絶対集中しなければいけない環境のおかげかなと思います。
Q.5 暗算上達法があれば教えて下さい。
A.5
これは私の考えなのですが、珠算はたくさん努力して実際に珠を動かすスピードを速くできないとなかなか途中から級や段が上がっていかないです。
でも、暗算は手元にそろばんが浮かぶような意識なので実際に珠を動かすわけではなく、自分の頭で処理しやすいように手を動かしているイメージでした。
そのため暗算は慣れてくるといくらでも手を早く動かせます。
その点で、ある程度のところまでいくと珠算より暗算の方が級や段が上がりやすいのかなと思います。
Q.6 これからそろばんを習おうか迷っている人・保護者様に向けてメッセージがあればお願いします。
A.6
私は、幼少期にピアノ、ダンス、習字、そろばんと習ってきましたが、大学生になった今、1番習わせてもらえて良かったなと思うのがそろばんです。
将来自分が親になれたら習わせてあげたいなと思うのもそろばんです。
それは、生活や勉強の中で役に立っている実感もありますし、そろばんは級などがどんどん上がっていくので、頑張れば頑張るほど家族、友達、先生に認められて、褒められて、自分に自信もつけることができたからです。
もし習おうかどうかを迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ始めてみてほしいです。そして辞めたくなった時も踏ん張って続けてみてほしいです。
そろばんは、振り返った時に「習っていてよかったな」と思える習い事だと思います!